1997-02-19 第140回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号
なぜかといいますと、これはアル・カポネの時代の禁酒法と同じで、酒を飲んではいけない、酒を製造してはいけないと言うからやみ酒がはやるのですね。酒を禁止するからやみ酒がもうかるようになる。それと同じように、もし五十万円の企業献金、団体献金をなくしますと、やみ金を平気で取る人間だけが栄える。ところが、五十万円単位の寄附金というのは、もし妙な要求をするところがあればどんどん切ってもいいのですね。
なぜかといいますと、これはアル・カポネの時代の禁酒法と同じで、酒を飲んではいけない、酒を製造してはいけないと言うからやみ酒がはやるのですね。酒を禁止するからやみ酒がもうかるようになる。それと同じように、もし五十万円の企業献金、団体献金をなくしますと、やみ金を平気で取る人間だけが栄える。ところが、五十万円単位の寄附金というのは、もし妙な要求をするところがあればどんどん切ってもいいのですね。
一見まじめそうに見えるが、実はやみ酒の横行、それを資金源にした暴力団の頭領アル・カポネが栄えることになります。裏金を受け取ることを平気で行うことのできる者のみが生き残り、裏金を受け取ることを潔しとしないまじめな政治家は消えていくことになります。 連立与党の某実力者に対する某宗教団体の巨額な裏金提供のうわさがちまたに横行しております。
記帳しないでも同じことで、やみからやみへやみ酒ができると、これもまた税収確保に支障を来す、こういうことがあっては困る、こういうことだろうと思います。 お酒というのは、国税庁に言わせれば財政物資だというわけでございますが、それ以外にもちろん食品でございますね。
そのまま据え置かれていたのでは、危険なことをやる——私は高知県に国政調査に行ったのですけれども、島だったのですが、高知県にも非常に大きなやみ酒をつくる特別のあれがあって、非常に危険らしいのです。夜襲まで受けるというような例もあります。
今日一時やみ米によつて、あるいはやみ取引によつて生活しておつた一部の人々はヒロポンとやみ酒、やみタバコ、この三つで従来のやみ取引による利益をこれに肩がわししておる形勢が最近非常に強まつて来ております。まつたく政府の政策のよろしきを得ない結果でありますから、この点に対して一段のくふうをされたらどうか、こう考える。
それからもう一つは、朝鮮人などが盛んにつくつているやみ酒ですね。これも酒屋に聞くと、厖大な数に上つておる。こういうものは考慮に入れられたか、入れられないか。おそらく入つていないだろうと思う。 それからあちこち飛びますけれども、米の供給量ですね。
その場合にいわゆるやみ酒の値段を元にしまして、自由販売酒の方につきましてそのくらい税金でとつて行くということでやつて参りましたために、自由販売酒と配給酒の幅が相当広かつた時代がございます。
この工業用アルコールの名目でもつてそれ以外の、あるいはやみ酒の原料となるとか、あるいは工業用以外の目的に使われるというようなものも相当あるのでありますが、それと同時にまた政府の専売制度自体にも、かなり矛盾したようなところも出て来ているのであります。
露骨な話でありますが、実はやみ酒、密造酒の摘発あるいは防止等々につきましては、川野前大蔵委員長も御存じでありますが、当然これは警察官吏その他官公庁の協力を得なければならぬと考えております。そのために幾らかこの防止に対する費用を増されたことは賛成であります。承るところによりますると、このごろは官庁におきまして——たとえば税務署におきまして特に特配と申しますか、特別な酒を禁ぜられたそうであります。
物品税や酒税等の間接税にこれを求めまするならば、大衆課税の非難を招きますのみならず、昨年のごとき、やみ酒、やみ物品の氾濫を招き、歳入の確保は期せられないでありましよう。もしまた法人税にこの財源を求めるといたしまするならば、法人税は現在の三倍の重税と相なります。
従つて、消費量と税額との相乗積を最大ならしめれば財政目的は達し得ると思うのでありますが、酒の場合などは、まだ現状程度の値下げでは、やみ酒というものは根を断たない。これは米という原料が、実に零細な、五百万にも余る個々の生産者によつて生れて来ておりまする関係から、なかなかそういうところまでは手が届くまいとは思います。
今までの密造酒との差額が五割くらい高かつたのが、今度の改正によりまして大体二割くらいやみ酒よりも高いということになりますが、そこにアルコール分とか何かの関係で、実際は一割高くらいの見積りとなりそのほかに危險を合してやるという関係上、今日までの取締りの心配しておつた程度以下に、密造酒の製造が減るのじやないかと考えます。
反対にやみ酒は日に日に氾濫しております。二、三日前の新聞によりましても、千葉県における大仕掛な密造酒の取締りにおきましては、二百数十名の武装警官を動員してようやくその執行をやつている。これは言いかえるならば、それほど大仕掛にやらなければ、地方における小仕掛な取締りでは、とうてい効果を現わすことができないということでありまして、今や密造は全国津々浦々に至るまで氾濫いたしております。
将来におきましては食糧事情の許す限りこれをふやしまして、正規の酒を増産して、値段はできるだけ下げて、やみ酒を駆逐して、国庫收入も入つて行き、いいかげんなやみ所得がないようにするという方向に極力持つて行くべく、努力いたしたいと考えます。
しかしいずれにしろ先ほど説明しましたように、相当値段といい税率といい高いことは私ども一番認めておりますので、今後はできる限りこの正規の酒の生産をふやしまして、やみ酒を駆逐して、税率はむしろ低くし、値段も低くして、しかも国家財政上相当な收入を上げ得るといつたような方向に、極力持つて行くように努力いたしたい、かように考えておる次第であります。
実はこういうような関係でやつておるのでありまして、決してやみ酒を多くするとかなんとかいうのではなしに、国民一般に安い酒を飲んでいただいて、そうして一方では税收を確保する。酒の値段は過去十数年ずつと上げて來たのを、今回酒の値段を下げて、そうして收入を確保するような方法をとつた次第であります。御了承願います。
要旨は、果実酒の賣れ行きが不振になつて、それがためにやみ酒に対抗できなくなつて來た。それには大衆の嗜好するような飲料とするために、甘みを加えなければならない。そのような趣旨でありまして、何とぞこの請願の趣旨を御採択くださいまして、きわめて適切なる要請であろうと思いますので、政府当局において適当なる措置を講ぜられんことを切望するものであります。
また不良な警察官はこれに便乘して、そういう家にとぐろをまき、やみ酒に酔いしれで、おれの顔を立てなければ臨檢をやるばかりだというような場合がいくらもあつた。私どもが過去において地方議会の議員としております間、そういうような惡政に泣いた人たちがどれくらいわれわれの門をたたいて苦痛を訴えているかしれません。
あるいは配給の酒以外のやみ酒等を買うて、これをまたやみで高く賣るというようなことは絶對しない。あるいは料理の關係においても一汁二菜、あるいは一汁三菜、あるいは一品料理。あるいは冠婚葬祭等におけるところの料理等も、きわめて低廉なるところの、いわゆる薄利多賣的な方法をとるという自肅自戒的な對策試案を練られて、ここに文書としてまもなく皆様に差上げることになつておるのでございます。